源氏物語〈5〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「竹河」から「宿木」にいたる6篇を収める。いよいよ宇治十帖に入ったわけである。薫は自分の愛を斥けて淋しく死んだ八宮の姉姫君に対する慕情にさいなまれる。その思い出ゆえに妹姫君に思いをかけもした。そんな彼の前に一人の女性が現われた。浮舟である。
完本 八犬伝の世界 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
構想の雄渾、趣向の巧緻、文体の華麗、人物造型の玄妙、考証の厳密、エピソードの耽美・古怪。この長大な物語には欠けるものがない。豊富に付された口絵や挿絵もまた、本文と同等の工夫をもって配されているから、画文渾然、伏線は錯綜し、仕掛けは曲折して、作品全体がいわば一個の巨大な図解宇宙誌の観を呈する。謎は多く、秘密は深い。読者に最高度の学識と想像力を要求するこの種の作品を堪能するには、手練の周到な読みを俟つにしくはない。稀有の伝奇ロマンの魅力を、徹底的な細部へのこだわりと構想全体への目配りをもって論じ尽くす、著者積年の研究の集大成。図版多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高田 衛
1930年、富山県生まれ。早稲田大学大学院修士課程、東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学名誉教授。近畿大学文芸学部教授を務めた。専攻、日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この一冊で読める!「日本の古典50冊」 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
『古事記』から『東海道中膝栗毛』まで、50冊がこの1冊ですべて読める。各作品のダイジェストから、時代背景、名場面、作品の“より深い”味わい方までを徹底網羅。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿刀田 高
1935年東京に生まれる。早稲田大学第一文学部でフランス文学を専攻。国立国会図書館勤務を経て作家に。短編集『ナポレオン狂』で直木賞、また『新トロイア物語』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
忠臣蔵とは何か (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
なぜ忠臣蔵は人気があるのか。『たった一人の反乱』の作者があのたった47人の反乱の謎を解明し、忠臣蔵論のパラダイムを変革した、文芸評論の名作。野間文芸賞受賞。
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ忠臣蔵は人気があるのか。『たった一人の反乱』の作者が、あのたった47人の反乱の謎を解明し、忠臣蔵論のパラダイムを変革した、文芸評論の名作。野間文芸賞受賞。
絵本 徒然草 下 (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
「桃尻語訳枕草子」で古典の現代語訳の全く新しい地平を切り拓いた著者が、中世古典の定番「徒然草」に挑む。名づけて「退屈ノート」。訳文に加えて傑作な註を付し、鬼才田中靖夫の絵を添えた新古典絵巻。
内容(「BOOK」データベースより)
人生を語りつくしてさらに“その先”を見通す、兼好の現代性。花や樹木、奇談、色恋、友情、仏教、老病死…さまざまな話柄のなかに人生の真実と知恵をたたきこんだ変人兼好の精髄を、分かり易い現代文訳と精密な註・解説で明らかにする作家橋本治の筆づかいに奇才田中靖夫の傑作イラストが応える、新古典絵巻の下巻。
改訂新版 万葉の旅 中 (全3巻) (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
万葉の自然はすっかり姿を変えてしまったが、万葉びとの歌心はしっかりと今に息づいている。日本各地にある万葉の地を訪ね歩き、草陰にひそんでいる古代の人の足跡、風のそよぎに感ぜられる万葉びとの詩情を、時代と風土との関わりのなかから説き起こす、「犬養万葉」の集大成。全3巻。
内容(「MARC」データベースより)
万葉の自然は様変わりしてしまったが、万葉人の歌心はしっかりと生き続けている。全国の万葉の地を訪ね歩き、万葉の心を今の時代に説く「犬養万葉」の集大成。中巻は「近畿・東海・東国」。社会思想社1964年刊の改訂新版。
新編日本古典文学全集 (4) 日本書紀 (3) (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
記紀の名で『古事記』と並び称される『日本書紀』は、天皇の命で編まれた日本国史の第1号。最新の発掘成果が『日本書紀』の記述を次々と裏づけて、模糊とした古代史像がより鮮明になりつつあることは連日の報道にも明らかです。古来、『魏志倭人伝』に名高い耶馬台国が、正統の国史に見当たらぬ不思議など、『日本書紀』の成立に関わる政治的意図が論議されてきました。月報では、作家の黒須紀一郎氏が、時の権力者・藤原不比等のさしがねによるところが大きいと推理しています。勝者が自己の正当性を主張し、権力の永続をはかるためにつくる性格を色濃くもつ歴史書の常からも、ありそうな話です。ともあれ、神話時代から始まる『日本書紀』も、三分冊目の本書では、成立年時(720年)を遡ること約100年前の推古女帝の死去(628年)に始まり、持統女帝の譲位(697年)に筆をおく約70年間、つまり当時の現代史に匹敵する出来事を扱います。実にこの間に、朝鮮半島では百済が滅亡し、日本への緊張が高まるなか、蘇我氏の専横と大化の改新による中大兄皇子(後の天智天皇)のクーデター。その子大友皇子と大海人皇子(後の天武天皇)の天下分け目の壬申の乱など生き生きと描かれます。
内容(「BOOK」データベースより)
舒明天皇から持統天皇まで収録。朝鮮半島の激動を背景に、皇位継承をめぐる争いが相次ぐ時代が生き生きと描かれる。
百人一首への招待 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
正月のかるた遊びとして日本人に広く親しまれてきた百人一首。だが、その成立事情や選歌基準には今なお多くの謎が残されている。本書は、国文学研究者の立場からその成立の謎に迫るとともに、従来の現代語訳にとらわれない斬新な解釈を試みる。また、コミックやスナック菓子など身近にある百人一首グッズやかるた遊びの歴史を通して、現代に生き続ける和歌の世界を屈指の百人一首コレクターならではのユニークな視点で紹介する。
誰も教えてくれなかった日本神話 (単行本)
出版社 / 著者からの内容紹介
神々が泣き、笑い、謳(うた)う 大らかな日本人の生の原型!!
宇宙、地球の誕生からはじまる壮大な神々のドラマと雄大な自然観は、現代人に送られた太古からのメッセージ。物語にちりばめられた“生きるヒント”や“豊かな心の道しるべ”が、きっと見つかる!!
「日本神話」は単なるおとぎ話ではなかった!それは、尽きることのない深遠な真理が秘められた、古代人の大らかな自然観と言霊(ことだま)が豊かにこめられた日本民族の、驚くほど深く広い思想の宝庫であった。“日本の神さまのお話”をひもといてみる。読みすすめていくうちに、やさしくふしぎな力が働いていることを感じとることができる。知られざる面白さとダイナミックさを楽しみながら、古代人の創造力に触れる純粋な読み物として、息吹を感じとれる読み物として味わってみる。日本神話をこよなく愛する著者の解説と解釈を織りまぜながら絵と文で、“誰も教えてくれなかった日本神話”のすべてをわかりやすく紹介していく。
内容(「BOOK」データベースより)
「日本神話」は単なるおとぎ話ではなかった!それは、尽きることのない深遠な真理が秘められた、古代人の大らかな自然観と言霊が豊かにこめられた日本民族の、驚くほど深く広い思想の宝庫であった。“日本の神さまのお話”をひもといてみる。読みすすめていくうちに、やさしくふしぎな力が働いていることを感じとることができる。知られざる面白さとダイナミックさを楽しみながら、古代人の創造力に触れる純粋な読み物として、息吹を感じとれる読み物として味わってみる。日本神話をこよなく愛する著者の解説と解釈を織りまぜながら絵と文で、“誰も教えてくれなかった日本神話”のすべてをわかりやすく紹介していく。
源氏物語〈9〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
薄幸のヒロインがたどる流浪と波瀾の運命。
瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作 待望の新装版、巻九刊行
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。
内容(「BOOK」データベースより)
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。